ですよ、Jazz Master。
Fender 社の最高級ギーターにあって、なぜかその人気をストラトやテレキャスに譲っているJazz Master。
基本構造はFender社お得意のソリッドボディーですが、ストラトと比べるとボディカッティングが進化しています。そうです、ストラトより進化したボディーです。
ピックアップはシングルコイルですが、それまでのストラトやテレキャスとは異なりずいぶん大きめのシングルコイル。これはGibson社の初期型レスポールに搭載されているP-90というモデルを真似したんですね。

それまでのFender社のピックアップよりエッジは立たなくなっていますがパワーはあります。
さて、このネーミングですがFender社はベースでもそうなのですが高級品としてのネーミングがJazzなんですね。なんで?と思うのですが、1950年代、60年代はそおいう事らしいのです。
Jazz Bass の前はPrecision Bass。これは、それまでコントラバスのようにフレットが無いものに無い物に対してフレットを付けて「正確な」ということでPrecision Bassとネーミングされています。
Precision Bassのネーミングは、なるほど・・・。と思いますが、Jazz Bassって・・・ですね。
そんな流れで、これまでのテレキャスやストラトよりより高級なと言う事でJazz Masterですが、これが全然人気が出なくて売れてませんでした(笑)。
そもそもJazzミュージシャンはFender系のギターよりはGibson系のフルアコ、セミアコを好んで使いFender系のギターを使うジャズミュージシャンはほとんどいませんでした(60年のはなしね!
)そんなんでしたから、Fender社がJazzMasterなんて名付けてもあまり使われませんでした。
でも、Fender社がそれまでのギターより上位にランク付けしたギターですから使っている木材は他より厳選されていて、とても良いんですよ。
ピックアップも好みがあると思いますがよりファットなサウンドでこれもまた好き。
私は最近このギターが欲しくてたまりません。はい。
ちなみにこのギターは60年あたりのスラブネックものが非常に値段が上がっています。ストラトやテレキャスほどではないにしろ最近凄く人気が出ています。
価値の再認識なのでしょうが、人気の原因の一つは「ソニックユース」のギター&ヴォーカル。「サーストン・ムーア」の影響が大きいと思います。
彼はこのJazzMasterの良い部分をとても上手くひきだしています。
そんなことで、私も彼が好きで、彼をきっかけにJazzMasterの人気があがって来ています。
彼のようにシールペタペタ貼って、ゴリゴリに弾き倒したいと思っていますのでリフィニシュ物の
値段が下がってる物を探したいんですがね。
そうそう、このJazzMasterですが、書いたようにサーストン・ムーアの影響が大きい為に利用するミュージシャンはパンク系というか、ガレージ系のミュージシャンに多いんですね。
Jazzって名前と、ガレージ系ミュージシャンと、レオさんが描いた構想とはかけ離れてしまったようですが。それでも人気が出て来ているという事で良いんじゃないかな?
あ、最近知人にベースのはなしが全然ないじゃんって言われたんですがね。
ベースはJazzBassで落ち着いた感があるので全然物色してませんです。
んではまた。